ウッドデッキを長持ちさせる塗装とは?補修時期や塗料選びをプロが解説
2022.10.25
家族との時間を楽しんだり、洗濯物を干したりと、何かと便利なウッドデッキですが雨風や紫外線の影響で時間と共に傷んできてしまいます。
表面の塗膜が薄くなったり剥がれてきてしまうと、どうしても古びた印象になってしまいます。
さらにウッドデッキは人が乗ったりものを置いたりするため、劣化が進んで板が抜けて怪我をしてしまう恐れもあります。
ウッドデッキは名前の通り木製のデッキですので、木材が傷んだり腐ってしまえばウッドデッキそのものの寿命に影響してしまいます。こういった傷みや腐食からウッドデッキを守るメンテナンス方法の一つとして塗装メンテナンスがあります。
定期的な塗装メンテナンスにより見た目を綺麗な状態に保つだけでなく、ウッドデッキの経年劣化を防ぐこともできます。
今回はそんなウッドデッキの塗装について、補修時期や塗料についてをご紹介していきたいと思います。
目次
1章目:ウッドデッキの塗装を補修する時期と劣化症状とは?
ウッドデッキの塗装メンテナンスの時期やタイミングを悩んでしまう方も多いかと思います。
ウッドデッキは雨風や紫外線にさらされるものなので、設置場所によって劣化スピードは大きく異なります。普段から日光にあたるところや、雨風の影響を受けやすい場所に設置されているウッドデッキは劣化しやすくなります。
そのため、ウッドデッキの塗装メンテナンスのタイミングは現在のウッドデッキの劣化症状を見て判断するようにしましょう。
ちなみに、塗装メンテナンスは現在の状態を維持して劣化させないようにすることです。木材が腐食してしまっている場合は塗装メンテナンスで回復させることは難しいので別の補修メンテナンスを考えましょう。
以下のような劣化症状が見られれば、塗装メンテナンスの検討をしましょう。
1.色褪せ
ウッドデッキは雨風や紫外線の影響を受けやすいため、比較的早く色褪せが起きてしまいます。
新築の時より色が薄くなっていたり、色が濃いところと薄いところがあったりする場合は塗膜の保護機能が切れてきているので、塗装を検討しましょう。
2.苔や藻の繁殖
苔や藻が繁殖しているということは、ウッドデッキの木材が水分を吸収してしまっているということです。木材にとって水分は天敵で、そのまま放置してしまうと木材の劣化・腐食が進んでしまいウッドデッキそのものの耐久性を低下させてしまいます。
木材が腐食してしまうと塗装メンテナンスでは直すことができないので、また別の補修が必要になってしまいます。
そうなる前にウッドデッキを塗装し、防水性を復活させるようにしましょう。
3.塗膜の剥がれ
ウッドデッキ表面の塗膜がペリペリと剥がれてきてしまっている場合は、塗膜による木材の保護機能が失われてしまっているため、塗装メンテナンスが必要になります。
塗装メンテナンスをする際は、塗膜の密着向上のために剥がれてきてしまっている塗膜をしっかり除去してから塗装します。
2章目:ウッドデッキの塗装に使う塗料とは?
ウッドデッキの塗装を行う際に使用する木材保護塗料には「造膜タイプ」と「浸透タイプ」の2つに分けられます。
さらにこの二つのタイプの塗料も「水性塗料」と「油性塗料」とに分けられます。
それぞれの塗料の特徴をご紹介します。
1.造膜タイプ
造膜タイプの塗料はマットな仕上がりになる塗料です。木目は塗りつぶされてしまいますが、長期間に渡りキズや汚れから木材を保護することができ、比較的費用を抑えて施工することが出来ます。
しかし木材は呼吸をしていて、膨張や収縮を繰り返しているため、一部の透湿性のない塗料では木材の呼吸の妨げになってしまうものもあります。そうすると数年後に塗膜に亀裂が入ったり剥がれてしまったりすることもあります。
造膜タイプの塗料を使用する際はきちんと透湿性があるものなのか、業者に確認をしてみましょう。
2.浸透タイプ
浸透タイプの塗料は造膜タイプと違い、表面に膜を作らずに内部へ浸透する塗料です。
内部へ塗料が吸収することで着色されるため、木目を活かすことができます。
しかし表面を保護してくれる膜が作成されないということは、雨風や紫外線からのダメージを受けやすいため耐候性はあまり期待できません。そのため、浸透タイプの塗料はクリア仕上げなどの保護用の透明塗料で仕上げるのがおすすめです。
3.水性塗料
水性塗料は希釈するのに水を使用します。シンナーのような強い臭いがないため、塗装メンテナンスの工事中に気分が悪くなってしまう心配がありません。環境にも優しく身体にも安全な塗料です。
4.油性塗料
油性塗料に含まれるシンナーは耐久性の高い塗膜を作ることができます。
環境に左右されにくく乾燥が早く、密着力も高いのがメリットです。
3章目:おすすめのウッドデッキ用塗料とは?
木材保護塗料の分類が分かってもどんな塗料があるのか決めるのは難しいと思います。
この章では代表的なウッドデッキ用塗料とその特徴についてご紹介していきます。
1.キシラデコール
キシラデコールは油性の浸透型タイプの塗料です。
木材に浸透し表面に余分な塗膜を作らないため、木材の呼吸を妨げず塗膜の膨れや割れが起こりづらい特徴があります。
また、木材の内部に浸透し防腐・防カビ・防虫効果を発揮します。
雨風や日光に強い耐候性顔料を含んでいるため、色が長持ちし長期間木材を保護することができます。
2.ガードラック
ガードラックは「ガードラックアクア」「ガードラックラテックス」「ガードラックpro」の3種類が販売されています。
ガードラックアクアは水性の造膜タイプの塗料で薬効成分をカプセル化し、耐候性とリフォーム適正がとても高いものです。
ガードラックラテックスは水性の浸透タイプの塗料で、防腐・防虫・防カビ効果をカプセル化し木目を活かし、美しく仕上げます。
ガードラックproは油性の浸透タイプの塗料です。日本の気候や風土に合わせた国産の木材保護塗料です。強く優しく美しく木材を保護することができ、30年以上の販売施工実績を持ちます。
3.水性ウッディガード
水性ウッディガードは名前の通り水性の浸透タイプの塗料です。
防腐・防カビ・防藻性の効果が期待できる塗料で、紫外線吸収剤を配合しているため、紫外線による色褪せや劣化を防止するUVカット機能もあります。
さらに水性ながら油性に負けないほどの耐久性があります。
4.油性木部保護塗料
油性木部保護塗料は油性の浸透型タイプの塗料です。
浸透型なので木目を活かした仕上がりにすることができます。
少量サイズから販売されているため、DIYや一部の塗り替え等でも使用することができます。
4章目:プロに依頼する場合の費用
ウッドデッキ塗装をプロに依頼する場合の費用は1㎡あたり、5,000円〜8,000円の価格が相場になっているようです。
DIYであれば塗料代だけで済みますが、プロに依頼をする場合は塗料代の他に養生費や人件費、高圧洗浄や補修を行う際の費用がかかります。
より詳しい費用が知りたい場合はプロの業者に一度ウッドデッキを見てもらい、見積もりを出してもらうようにしましょう。
5章目:ウッドデッキ塗装をプロに依頼するメリットとは?
ウッドデッキ塗装をプロに依頼するメリットをご紹介します。
1.補修までしてもらえる
プロの業者へ依頼をすれば補修までしっかりと行ってもらえます。
下地処理や補修が丁寧なほど仕上がりも綺麗になります。
DIYでの下地処理や補修は仕上がりが悪くなってしまう可能性もあるので、プロにお願いする方が良いでしょう。
2.適正な塗料選びをしてもらえる
ウッドデッキの塗装と行っても劣化症状や仕上がりの希望などによっては使用する塗料は異なります。木目を活かしたいのが、耐久性を重視したいのかなど、仕上がりの希望にあった塗料をプロであれば選ぶことができます。
せっかくのウッドデッキ塗装なので適正な塗料を使用して失敗のないようにしましょう。
3.施工期間が短い
プロの業者へ依頼すれば手際もよく作業員も1〜2人いるため、その分作業スピードが早くなり施工期間も短くなります。
4.綺麗に仕上がる
プロの業者に依頼をすればウッドデッキ塗装の専門知識や今までの経験や技術を活かした作業により、綺麗な仕上がりになります。
ムラや塗り残し等もなく、塗りにくい箇所もしっかりと丁寧に塗ってもらうことが出来ます。
DIYでのウッドデッキ塗装は、どうしても塗りづらい箇所があったり、いざ乾燥させて見るとムラがあったりすることもあります。
プロの業者へ依頼することで綺麗に満足のいくできに仕上がります。
6章目:まとめ
いかがでしょうか。
ウッドデッキ塗装はDIYで行うこともできますが、プロの業者へ依頼することで短期間で仕上がりの良い工事をしてもらうことができます。さらに丁寧な下地処理や補修をしてくれるので、耐久性も長持ちさせることができます。
株式会社タクトではお家の塗装だけでなく、ウッドデッキなどのお家以外の塗装工事も喜んで承っております。
豊富な経験と確かな技術により、綺麗に仕上げることができます。
塗装についての知識が豊富な塗装のプロがしっかりと現調を行い、適した塗料プランをご提案させていただきます。もちろんお客様の仕上がりのイメージやご希望も考慮しご提案いたします。
タクトは塗装のプロ軍団です。下地処理や補修はもちろんのこと、全ての作業を丁寧に心を込めて行います。
建物診断・お見積もりは無料です。お気軽にお問い合わせください。
塗装やお家のことならタクトにお任せください。
皆様からのご連絡お待ちしております。