外壁塗装 見積書のチェックポイントと注意点 – 安心して契約できる業者選びのポイント
2023.06.15
目次
1章目:外壁塗装の見積書について
複数の塗装業者から見積もりをとったものの、普段目にすることがないのでどこを重点的に見れば良いのか困ってしまう方も多いかと思います。知らないと損をしてしまうこともあります。
外壁塗装の見積書は決まった基準があるわけでないため、業者によって内容が違います。
わかりづらい表記で書かれていたり、不明確に書かれていることも多々あります。
せっかくの塗装工事を失敗しないためにも、ここでは外壁塗装においての見積書のチェックポイントと注意点をご紹介していきます。
2章目:外壁塗装 見積書のチェックポイント
外壁塗装の見積もりを行った際には以下のようなポイントをしっかりとチェックして確認するようにしましょう。
1.塗装面積が数値で示されているか
見積書で足場や塗装面積が数値で記載されずに「一式」と記載されている場合は注意が必要です。
施工面積は費用を決定する際に大切な項目になります。
足場や外壁以外にも付帯部分も面積で掲載してあるかの確認もしておきましょう。
2.使用する塗料の詳細が示されているか
見積書の塗料の項目に使用する塗料の商品名やメーカー名が記載してあるかも重要なポイントになります。
基本的には優良業者であれば使用する塗料について詳しく説明してくれるはずですが、「シリコン塗料」や「フッ素塗料」などのように塗料の種類のみしか記載していない場合は注意が必要になります。
塗料についてはどんな商品を使用するのか、しっかりと業者に確認するようにしましょう。
3.作業工程が細かく示されているか
見積書に足場の設置や養生作業などの工程について具体的に書かれていない業者は注意しましょう。
なかには「塗装作業1式」のように全ての作業をまとめて記載する悪質な業者も存在します。
具体的に工程が記載されていなければ、業者側は作業内容を誤魔化すことができてしまいます。
4.3回塗りと示されているか
塗装は基本的に下塗り・中塗り・上塗りの3工程で仕上げていきますので、見積書にもそのように記載されているか確認しましょう。
3回塗りが必要な理由は、外壁を保護するための塗膜の厚さをしっかりと形成するためです。
塗料は1回で厚く塗ると乾きづらかったり、垂れてしまったりする可能性があるため、回数を分けて重ね塗りをしていきます。
見積もりに何回塗りかの明記がない場合はしっかりと業者に確認する必要があります。
例外としてクリア塗装や光触媒塗料などは塗装回数が異なることがあるのでそれも含めて確認してみるようにしましょう。
3章目:外壁塗装の相場について
外壁塗装は悪徳業者をのぞいても、各業者によって扱う塗料や仕入れ値も異なるので見積もり費用も変わってきます。
また、施工内容も塗装方法や下地処理にも手間をかけるのか、などによっても費用が変わります。
安く済ませようと思えば安価でできますし、逆に手間をかけて仕事をするとなるとそれなりに費用もかかってしまいます。
ここでは外壁塗装の費用の違いについて、どんなところで差が出るのかをご紹介していきたいと思います。
1.使用する塗料による違い
どんな性能を持った塗料を使用するかによって費用に差が出ます。
もちろんグレードの良い塗料やたくさんの性能を持った塗料は値段も高くなります。
また、倉庫にある塗料を使用することで、外壁塗装の値段もお得になることもあります。
使わない塗料を倉庫に保管しても廃棄するのに費用がかかるので、倉庫にある塗料を使用してくれることは業者にとっても助かることなのです。
2.下地処理による違い
ひび割れやコーキング補修などの下地処理の方法によっても費用に影響があります。
例えば
屋根の縁切り材のタスペーサーを入れるか入れないか
鉄部にサビ止めを塗布してから塗装するか
ひび割れにVカットをしてからコーキングに厚みを持たせて補修するか
などによっても手間が変わります。
他にも屋根材の割れの補修や棟板金が浮いていても見て見ぬ振りをする会社や、細かな不具合もしっかりとチェックする会社、例えるとキリがありませんが手前を省こうと思えば省けるポイントはたくさんあります。
こういった細かい部分は見積書だけでは分かりづらく、見分けるのも難しいポイントです。
そのためただ費用が安い業者はこういった下地処理等を疎かにしている可能性が高いため注意が必要になります。
4章目:契約すべきではない見積もり書の特徴
ここではあまりおすすめのできない見積もりの例をご紹介します。
1.単位が一式になっているもの
このようにほとんどの単位を一式で表記している場合は注意が必要になります。
これでは適正な費用であるのかが分かりません。
さらに屋根塗装は何回塗りであるのかも知ることができないので、手抜き工事をされてしまう可能性もあります。
2.作業工程がまとめられているもの
このように項目がまとめられて計算されていると、どの作業にどれくらいの費用がかかるのかを正確に知ることができません。
シンプルで見やすい見積書ですが、こう言ったものは後々のトラブルを引き起こす原因にもなるので注意が必要です。
5章目:良い業者の特徴や選び方
せっかくの塗装工事なので優良な業者に適正な価格でお願いすることが大切です。
塗装会社の中には手抜き工事を行い費用を抑えたり、相場より高い費用を要求する悪徳業者も存在します。
ここでは良い業者の特徴や選び方をご紹介するので参考にしてみてください。
1.相見積もりをとる
適正価格で見積もりをもらうためには相見積もりを取ることが大切です。相見積もりとは1社だけでなく複数社の業者に見積もりを依頼することです。
見積もりを依頼するのが1社のみの場合、それが悪徳業者であれば相場よりも高い見積もりを提示してくる可能性があります。
しかし他に見積もりを頼んでいることを伝えれば不当な高い金額は出せないはずです。
相見積もりを取る際は、他の業者にも見積もりをお願いしていることを伝えておきましょう。
しかし相見積もりはたくさんの業者に頼んだ方が良いというわけではありません。
あまりたくさんの業者に頼んでしまうと、どこに工事を依頼すれば良いのかと混乱してしまう恐れもあります。
相見積もりは3社程度にしておくと良いでしょう。
そして各業者から見積もりが揃ったら工事を依頼する業者を決めましょう。
その中でも安すぎる見積もりは手抜き工事の恐れがあるため注意が必要です。
高すぎず安すぎず、しっかりと信頼できる業者を探すようにしましょう。
2.施工工事の実績を確認する
経験豊富な業者は技術に期待することができるため、施工実績は必ず確認するようにしましょう。
どんな工事を施工してきたのかを確認しておくことをおすすめします。
悪徳業者は施工実績を詳しくアピールすることが出来ません。施工実績について聞いてみて説明をしっかりとしてくれれば信頼できる業者であると言えるでしょう。
3.営業担当者の対応を確認する
営業担当者がいい加減な対応をする場合はその時点で候補から外しましょう。
また、難しい専門用語を使う営業や契約を焦らせてくる営業者にも注意が必要です。
依頼主は外壁に塗装について詳しくないのは当たり前のことなので、依頼主にしっかりと寄り添った対応をしてくれる営業者がいる業者へ依頼するようにしましょう。
4.資格や許可があるかを確認する
外壁塗装業者には塗装技能士や建築業の許可などがあります。
塗装技能士は国家資格の一つで実技試験と学科試験に合格する必要のあるものです。
特に1級は実務経験が7年以上なければ受験することが出来ません。
つまり塗装技能士1級を所持している従業員がいる業者は経験豊富な職人が外壁塗装を行っているという証になります。
建築業の許可も自治体の審査が必要なため、保有している業者の信頼度は高いと言えるでしょう。
5.保証内容やアフターフォローを確認する
契約する前に必ず保証内容やアフターフォローを確認しましょう。
業者に悪気がなくても施工ミスが起きてしまうこともあります。施工不良が発生すると余計な費用や手間がかかってしまいます。
そこで施工業者が用意している保証の受けられる条件や期間を確認しておくことが大切です。工事後のトラブルにならないように必ず忘れないようにしましょう。
6章目:まとめ
いかがでしょうか。
外壁塗装は業者によって作業工程や単価が変わることがあるので、必ず複数社からの見積もりをチェックするようにしましょう。
せっかくの塗装工事なので、見積もり以外でも要望に合わせて丁寧な説明をしてくれたり、保証内容やアフターフォロー等の管理体制などがしっかりしていて、安心して依頼できる業者を探すようにしましょう。
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