家の塗装で色選びで後悔しないためには!おすすめカラーシミュレーション
2022.12.18
お家の塗装工事をする際、ほとんどの方が何色で塗ろうか悩むはずです。
お家の塗装は一度塗ってしまったらやり直しをすることはできませんし、塗装工事は高額ですので失敗もしたくありませんよね。色選びは慎重に行う必要があります。
そんな時に役立つものがカラーシミュレーションです。
カラーシミュレーションを利用すれば塗装後のイメージが湧きやすいので失敗する確率が低くなります。
しかし、シミュレーションをしたのに思っていたイメージと違った等の残念な声もあるので注意が必要です。
今回はそんなカラーシミュレーションを使用しての色選びのコツや注意点などをご紹介していきます。
目次
1章目:家の外壁の色を決める方法
一般的に塗装工事は契約後の打ち合わせにて色を決めていきます。
色の打ち合わせの流れや方法は施工店によってさまざまですが、まずは代表的な色決めの方法をご紹介します。
1.色見本帳での色決め
色見本帳は塗料メーカーの標準色などさまざまな色のサンプルを見ることができ、施工店に配布や貸し出しがされています。
塗料メーカーが実際に作成しているので仕上がりに近い色を選ぶことができます。しかし物によっては色見本のサイズが小さく、その色で塗装した場合の全体の仕上がりのイメージが若干湧きづらい場合もあります。
2.塗り板での色決め
塗り板はA4サイズほどの板に塗料を塗ったものです。塗料メーカーが作成しているものや施工店が独自に作ったものなどもあります。
色見本帳よりも大きいため実施の色味をイメージしやすく、色だけでなく塗膜の質感なども確認することができます。
3.カラーシミュレーションでの色決め
カラーシミュレーションはお家の写真をパソコン等に取り込み、専用のソフトでさまざまなカラーパターンでシミュレーションします。
実際のお家に色をつけることで、より仕上がりに近いイメージを検討することができ、複数のカラーパターンを比較しながら色を選ぶことができます。
基本的にはカラーシミュレーションは施工店にて作成してもらいますが、ご自身でシミュレーションを作成する方法もあります。
2章目:外壁の色選びで失敗しないためのポイントは?
せっかく高いお金を払って塗装工事を行うので色選びで失敗しないためにも、これからご紹介する色選びのポイントをチェックして失敗の可能性を低くしましょう。
1.A4サイズの色見本で確認する
塗料メーカーのカタログには色見本が掲載されていますが、それだけで選ぶのではなくA4サイズの色見本を確認して最終的に判断するようにしましょう。
色見本帳に掲載されている色は面積が小さく、大きな面積と比較すると色の見え方が異なる場合があるため大きな面積の色見本板で確認することが重要です。
2.色見本を外で確認する
いくつか候補が絞れてきたら次はその色を外で確認してみましょう。
なぜなら太陽光や影によって色の見え方は異なるからです。室内で見るのと外の光で見るのとでは色の見え方は大きく異なります。
色を決める際は必ず外の光に当ててみて、色がどう見えるのか確認するようにしましょう。
3.壁に当てて確認する
色見本板を壁に当てて離れたところから見てみるのもオススメの色確認方法です。
壁に当てることで色がどのように見えるのかを確認することができ、それを離れてみることで全体のイメージが湧きやすくなります。
また、色の候補が何色かある場合は並べて見てみるのも良いでしょう。
4.イメージに近いお家を見てみる
色の候補が決まり始めたら、その候補に近い色のお家を実際に見てみましょう。
好みの色があってもお家全体に塗った場合は色の濃さや暗さなど、イメージしていたようにならない場合があります。
また、実際にお家を見ることで施工後のイメージをより具体的に持つこともできます。
施工イメージに近いお家を探してみるのも良い方法です。
5.近隣の雰囲気を確認する
近隣の住宅や街並みの雰囲気にあっていない色で塗装をすると、せっかく綺麗にするために塗装をしたのに、逆に目立ちすぎたり浮いてしまう可能性があります。
周りのお家とちょっと違うデザインにしたいと思った場合でも、悪目立ちしないように近隣のお家がどのような雰囲気なのかはしっかりと確認しておくことが大切です。
3章目:外壁の色をカラーシミュレーションで選ぶ時の注意点は?
カラーシミュレーションを行っても100%イメージ通りに仕上がるかは施工してみないと分かりません。
イメージ通りではなかったというクレームもあるのでカラーシミュレーションをあまりオススメしていない業者もあります。
カラーシミュレーションを全て信頼してしまうと、思っていたイメージ通りにならず失敗してしまう恐れもあるので、カラーシミュレーションを使用する際の注意点をご紹介します。
1.カラーシミュレーションは見え方が違う
カラーシミュレーションの最大の問題点と言ってもいいのが、色の見え方が違うということです。
面積や太陽光の反射率、外壁の模様や艶、パソコンやプリンターの違いなどによってカラーシミュレーションの色の見え方は異なります。
特に面積効果については面積が大きくなるほど暗い色は暗く、明るい色は明るさが増して見えるので、紙や画面で見るのと実際の建物とはイメージがだいぶ変わってしまうこともあります。
これによりカラーシミュレーションで見た色と実際の仕上がりの雰囲気が異なるということが起こってしまいます。
2.外壁の質感は再現できない
カラーシミュレーションでは外壁の質感を正確に再現することはできません。
外壁の素材の違いや艶あり・艶なし、凹凸による色の見え方を確実に表現することはできません。
外壁の塗装工事は色だけでなく外壁の質感等もお家の雰囲気を決める重要なポイントの一つになります。質感も考慮して完璧なイメージを求める場合は、実際の外壁に試し塗りをして確かめる方法もあります。
4章目:おすすめのカラーシミュレーションを試してみよう
インターネット等を利用して自分でカラーシミュレーションを作成することもできます。
しかしほとんどのカラーシミュレーションサイトは実際のお家の写真ではないため、具体的なイメージがやや分かりづらいといった難点があります。
ただ、色の方向性を決めたり色の雰囲気を知ることができるので参考までのツールの一つとして利用しましょう。
次に塗料メーカーが提供しているカラーシミュレーションサイトをいくつかご紹介します。
1.日本ペイント
大手塗料メーカーの日本ペイントにはスマホで利用できるカラーシミュレーションサイトがあります。
実際のお家の写真を使用できるのが特徴ですが、色を塗って行くには少しコツが必要になります。そのためお家の形状によっては全て塗り終わるまでに時間がかかることがあります。
2.関西ペイント
関西ペイントのカラーシミュレーションでは5つのスタイルから自分のお家にあったものを選択する事ができます。
屋根や外壁だけでなく、軒天や破風板などの付帯部分も色を選択することができます。細かい設定が可能であり選べる色も多いのですが、初めて利用する方はやや操作が難しいと言った点が難点です。
3.エスケー化研
10パターンのお家の外観からシミュレーションをする事ができます。CGですがとても再現度が高く、背景もリアルに再現する事ができるので街並みの雰囲気に合わせてお家の色を確認する事ができます。
さらに色の種類も多いためお好みの色を探す事ができます。
マンションやアパート、工場などもシミュレーションする事ができます。
5章目:カラーシミュレーションではわからないことはプロに確認すること
好みの配色やおおよそのイメージが決まったら施工店にカラーシミュレーションを依頼しましょう。施工店に依頼すれば実際に使用する塗料の色でカラーシミュレーションをしてもらえるので、施工後により近いイメージを持つ事ができます。
似た色で比較してみたり、配色を考えながら色を決めていきましょう。施工店では今まで塗装したお家の写真等も見せてもらえるので参考にしてみましょう。
6章目:外壁塗装の色決めをプロに相談するメリットとは?
施工店には外壁塗装に関しての専門のスタッフがいるはずです。
今までの施工経験や実例集などを参考にしながら、施工店のスタッフと一緒に色決めを行えば失敗はあまりないと言えるでしょう。
仕上がりのイメージや雰囲気等をしっかりとプロに相談して、専門的な立場からアドバイスを受ける事ができます。
塗料の種類も含め、色だけでなく艶の有無や塗料の性能、耐用年数等もしっかりと検討するのが大切です。
7章目:まとめ
いかがでしょうか。
カラーシミュレーションは塗装工事の色決めの際にとても大切なものですが、必ずしもシミュレーション通りに仕上がるとは限らないので、使用する際はコツや注意点を抑える必要があります。
株式会社タクトでは今までに施工させていただいた物件や色見本板等を参考に色の打ち合わせをさせていただいております。もちろんご要望があればカラーシミュレーションも作成してご覧いただくこともできます。
しっかりと知識の持った専門のスタッフがお客様のイメージに合わせてアドバイスをしながら打ち合わせ等も行いますので、ご安心してお任せください。
せっかくの塗装工事なので失敗のないように全力でサポートさせていただきます。
塗装やお家のことならタクトにお任せください。
皆様からのご連絡お待ちしております。