雨漏りと漏水は言葉は似ているけど何がちがうの?
2021.12.02
お家の水のトラブルは非常に多いです。
「雨漏り」と「漏水」という言葉をよく耳にするかと思いますが、この二つの違いをご存知でしょうか?
どちらも放置するとお家の劣化に繋がってしまいます。
今回の記事では「雨漏り」と「漏水」の違いと、症状や原因を解説していきます。
1章目:雨漏りとは?
雨漏りと聞いて天井からポタポタと雨水が落ちてきている様子を思い浮かべる方が多いと思います。
雨漏りは天井や外壁の隙間から建物の内部に雨水が侵入してくることです。屋根だけではなく外壁などからも侵入してきます。
主な原因としてはひびなどの隙間やコーキングの劣化箇所などからの侵入です。
さらに雨漏りは知らぬうちに進行している場合があります。
部屋の中へ雨水がポタポタと落ちてくればすぐに発見出来ますが、屋根裏など見えないところで雨漏りが起きていると発見が遅れてしまい、いつの間にか屋根裏が湿気でカビだらけ。なんてことも起こりうるのです。
2章目:漏水とは?
漏水とは水道管などが劣化したり、配管が詰まってしまい排水がうまくされず、水が漏れ出る現象のことを言います。
また、水道の蛇口の閉め忘れなどの人為的ミスによる水漏れも漏水と呼ばれています。
漏水が起きてしまったら、水道の元栓を閉めることで一時的に止めることができます。
しかし、水道管などの配管が劣化してしまっている場合、配管だけの工事よりもトイレや水道を交換する方が長い目で見て、安く済む場合もあります。
漏水が起きてしまったらどのような工事が良いのか、交換工事も視野に入れて、お近くの業者に相談してみましょう。
3章目:雨漏りの症状
2階の天井から水が滴っていたり、天井にシミができている場合は雨漏りの可能性が高いと言えるでしょう。
しかしそれが1階の天井であったり、外壁内から水が滴る音がする、壁のクロスにシミができている。などの場合は雨漏りではなく、配管からの漏水によるものである可能性もあります。
原因を突き止めるのは難しいので、こういった現象がみられたらすぐに専門業者に連絡しましょう。
そして一番厄介なのが天井裏などの見えないところで雨漏りが発生している場合です。
雨漏りを気づかずに放置し続けると建物の木部に水分が染み込み腐食し、カビやシロアリを発生させます。
定期的に漏水調査やご自宅の点検をして屋根や外壁にひびや欠損が無いか、コーキングは劣化していないかなど、雨水の侵入経路が無いかをチェックしましょう。
水漏れは決して自然に治ることは無いので、放置せずにすぐに修理を検討しましょう。
4章目:雨漏りの原因
雨漏りの原因は例として
・屋根や外壁のひび割れや欠損部からの侵入
・屋根の棟板金や漆喰の劣化による侵入
・破風板や軒天、笠木などの劣化による侵入
・コーキングの劣化による隙間からの侵入
など、他にも多くの原因があります。
雨漏りが起きてしまっている建物には基本的に散水試験で雨漏り箇所の特定をします。すぐに専門業者へ連絡しましょう。
しかし、雨漏り箇所だけを補修をすれば一時的に雨漏りを止めることは出来ますが、他の劣化箇所から雨漏りが発生してしまう可能性が高いです。
雨漏り箇所の補修だけでなく、これから雨水が建物内部に侵入しないようにお家全体をメンテナンスしたほうが良いでしょう。
5章目:まとめ
いかがでしょうか。
雨漏りと漏水、どちらも水のトラブルですが原因と対処方法は全く違うということがお分かりいただけましたでしょうか。
しかし、どちらも放っておくと建物の構造自体に影響を及ぼし、建物の強度が低下するなどの恐れがあります。
そうならないためにも、定期的にお家の点検を行い、水道管や配管の確認、屋根や外壁などからの水の侵入経路が無いようにしましょう。
水のトラブルが起きる前に発生要因をなくすことが大切です。
株式会社タクトでは、散水試験から補修工事まで承っておりますので、水漏れが起きてしまった際はお気軽にご連絡ください。
また建物診断・お見積もりは無料ですので、水漏れが起きる前に一度お家の様子を確認してみてはいかがでしょうか。
お家の点検・メンテナンスを定期的に行うことで、長期間の安心した生活を送ることができます。ぜひお気軽にご相談ください。
お家のことならタクトにお任せください。
皆様からのご連絡お待ちしております。