玄関ドアの塗装はプロに任せた方がいい?費用感や注意点について徹底解説
2022.03.15
玄関ドアはお家の顔と言っても過言ではありません。
玄関ドアの外側は雨風や赤外線にさらされているので、色褪せたりサビが発生したりするなど、劣化すると見た目に影響が出てしまいます。
玄関ドアのリフォームには玄関ドアを丸ごと取り替える方法や塗装で綺麗にする方法があります。丸ごと取り替える工事はどうしても費用がかかってしまいますが、塗装でリフォームをすれば費用を抑えることができ、玄関ドアを十分に綺麗にすることができます
今回の記事ではそんな玄関ドアの塗装についてご紹介します。
目次
1章目:塗装できるドアの種類と特徴とは?
玄関ドアの素材は主に木製と金属製とがあります。
木製ドアは主に、杉・ヒノキ・唐松・米松などが使用されます。
特徴としては木材としてのデザイン性に優れていて、意匠性の高い玄関になります。また重厚感があり、断熱性にも優れています。
しかし木材質は色褪せや木が腐って来てしまうこともあるので、定期的なメンテナンスが必要になります。
金属製ドアは主にスチール・鋼板・ステンレス・アルミなどが使用されます。
デザインが豊富で耐久性に優れていて、木材よりは価格が安くメンテナンス頻度も少なくて済むという特徴があります。
ただ、断熱性は低く、無機質なデザインになることが多いです。
2章目:木製ドアの塗装について
屋根や外壁と違い、木材の玄関ドアはあまり耐久性が良いとは言えません。
木製ドアは素材の木目のより、意匠性を高く見せてくれています。そのため、多くの木製ドアは木目を潰さないように表面を透明なクリア塗装により保護してあります。
木製ドアを塗装でリフォームする場合はこのクリア塗装をしっかり剥がして塗装する必要があります。なぜならクリア塗装の上に新しく塗装を行うと、クリア塗装の影響で塗料がしっかり密着することができず、またすぐに塗膜が剥がれ落ちて来てしまいます。
しかしクリア塗装を剥がす下地処理は、木目を潰さないように慎重に行う必要があります。
さらに木製ドアの塗装に使用する材料には種類があり、造膜タイプの塗料と浸透タイプの塗料があります。それぞれの塗料の特徴をご紹介します。
1.造膜タイプ
造膜タイプの塗料はマットな仕上がりになる塗料です。木目は塗りつぶされてしまいますが、長期間に渡りキズや汚れから木材を保護してくれ、比較的費用を抑えて施工することが出来ます。
しかし木材は呼吸をしていて、膨張や収縮を繰り返しているため、一部の透湿性のない塗料では木材の呼吸の妨げになってしまうものもあります。そうすると数年後に塗膜に亀裂が入ったり剥がれてしまったりすることもあります。
造膜タイプの塗料を使用する際はきちんと透湿性があるものなのか、業者に確認をしてみましょう。
2.浸透タイプ
浸透タイプの塗料は造膜タイプと違い、表面に膜を作らずに内部へ浸透する塗料です。
内部へ塗料が吸収することで着色されるため、玄関の木目を活かすことができます。
しかし表面を保護してくれる膜が作成されないということは、雨風や紫外線からのダメージを受けやすいため耐候性はあまり期待できません。そのため、浸透タイプの塗料はクリア仕上げなどの保護用の透明塗料で仕上げるのがおすすめです。
3章目:金属製ドアの塗装について
金属製ドアは木製ドアよりも耐久性に優れているためメンテナンスにそこまで注意をしなくても大丈夫ですが、傷やサビが出て来てしまったタイミングで塗装を検討しましょう。
金属製ドアを塗装する際に注意が必要なものがあります。それは金属製ドアの中でもアルミでできている玄関ドアです。
アルミは塗装ができないと聞いたことがある方もいらっしゃると思います。アルミを塗装しても長持ちせずにすぐに剥がれて来てしまいます。そのためアルミ製の玄関ドアの塗装はお断りする業者が多いようです。すぐに剥がれてしまうのに費用をかけて塗装をしても無駄になってしまうので注意が必要です。
アルミ製の玄関ドアに十分な塗装を行うためには、硬度を出すために強溶剤塗料を吹き付けで施工する必要があります。そのためアルミ製の玄関ドアを塗装する場合は技術・手間がかかるため費用も高くなってしまいます。費用をかけてまで塗装するのであれば、玄関ドアを取り替えた方がお得に済むケースもあります。
アルミ製の玄関ドアの場合は劣化具合や予算に合わせてメンテナンスの施工方法を考えるようにしましょう。
4章目:玄関ドアを塗装する際の費用相場とは?
玄関ドアの費用相場は金属製ドアの方が木製ドアよりも費用が安い傾向にあります。
木製ドアの費用相場は使用する塗料によりますが大体2~10万円ほどのようです。
金属製ドアの費用相場は大体3~7万円ほどです。しかしアルミ製のドアの場合はこれよりも費用は高くなります。 金属製ドアは木製ドアよりも耐久性が高く劣化もしにくいと言われていますが、傷やサビなどが発生しても放置し続けたり、長期の間メンテナンスを怠ったりすると、塗装だけでは手遅れになり、玄関ドアの交換工事が必要になってしまうケースもあります。
木製ドア、金属製ドアどちらの場合も劣化症状がみられたら、なるべく早めに塗装業者へ相談するようにしましょう。
5章目:玄関ドアをオシャレにする塗装とは?
玄関の塗装をお考えの方で今までと違う色にしてみたいと思う方は、お家全体の色合いのバランスをみて、玄関ドアの色を選ぶようにするとオシャレな仕上がりになります。
例えば白×茶色、エンジ×茶色、など反対色や同系色でまとめるのがおすすめです。
さらに玄関ドア塗装は色を変えるだけでなくデザインを取り入れることもできます。どのような施工ができるのかは塗装業者によって様々で、得意・不得意もあると思いますので、塗装業者に確認してみましょう。
色選びの際は、どんな雰囲気のお家にしたいのか、イメージをしっかり持つことでオシャレな玄関ドアになり、お家全体もオシャレな仕上がりになります。
<株式会社タクト>
施工事例はこちら↓
群馬県外壁塗装
6章目:DIYで玄関ドアを塗装する際の注意点とは?
お家の玄関ドアをDIYで塗装することも可能です。しかしアルミ製が含まれる金属製の玄関ドアのDIY塗装は難しいのであまりおすすめはしません。
今回は木製ドアのDIY塗装の手順と注意点をご紹介します。
玄関ドアの塗装は下地処理→養生→下塗り→上塗りの順で行います。
下地処理ではサンドペーパーなどを用いて木製ドアの旧塗膜を剥離します。
ここでの下地処理がDIY塗装での1番の注意ポイントになります。この下地処理で旧塗膜をしっかり取り除くことができず、旧塗膜が残ったまま塗装をしてしまうと、劣化した旧塗膜とともに新しく塗装した塗膜も一緒に剥がれてしまうことになりますので、旧塗膜は綺麗に取り除く必要があります。
さらに塗膜を綺麗に剥離させるためには毒性のある剥離剤を使用する必要があります。この剥離剤は手に付着すると炎症を起こす可能性があり、匂いを嗅ぎ続けると身体に悪影響を及ぼす恐れもあります。取り扱いには十分に注意が必要です。
下地処理が終わったら次は養生作業です。ドアノブや覗き穴、地面など、塗装しない箇所や塗料が飛び散って汚してしまわないように、マスキングテープ等を用いてしっかりとガードします。
しっかりと養生をしてガードしないと、塗るはずではない箇所を塗ってしまったり塗料が飛散して汚れてしまうなど、見栄えも悪くなってしまいます。養生作業は慎重に注意して行いましょう。
養生作業まで終わるとあとは下塗り作業と上塗り作業です。
ローラーや細かな箇所には刷毛を使用して塗装していきます。ここで、上塗りは下塗りがしっかり乾いてから始めるように注意しましょう。
さらに塗料の量にも注意が必要で、少なすぎると色ムラの原因になってしまい、多すぎても塗料が垂れてしまい見た目が悪くなって来てしまいます。
DIYで玄関ドアを塗装する際はしっかりと注意点を理解してから行う必要があります。そうでないとせっかく手間と時間をかけてDIYをしても、結局またすぐに劣化してしまう恐れもあります。
玄関ドアに使用する塗料にはマットな仕上がりで耐久性の高い造膜タイプと、木目を活かすことのできる浸透タイプがあるとご紹介しましたが、どちらの塗料を使用するのかはお家全体のイメージも考慮して決めるようにしましょう。
玄関ドアのDIYは注意点が多いため、DIYに慣れておらず心配な方は業者へ塗装を依頼した方が良いかもしれません。
玄関ドアだけを塗装するより、屋根塗装や外壁塗装などの工事と一緒に施工してしまう方がお家全体のメンテナンスの費用を抑えることが出来ます。
詳しい費用など業者によって様々なので、まずはお近くの塗装業者に相談してみてください。
7章目:まとめ
いかがでしょうか。
今回は玄関ドアの塗装と種類などについてご紹介させていただきました。繰り返しになりますが、玄関はお家の顔なのできちんと定期的にメンテナンスをして、綺麗に保つようにしましょう。
株式会社タクトでは屋根塗装・外壁塗装はもちろんのこと、玄関ドアを始めとするお家の付帯部分までの塗装工事を承っております。使用する塗料からお客様のお家のイメージに合わせたお色のご提案まで、株式会社タクトにぜひお任せください。
これまでの経験と知恵、技術を存分に発揮させていただき、お客様の大切なお家を心を込めて施工させていただきます。
そろそろメンテナンスが必要かな?とお考えの方はぜひ株式会社タクトまでご連絡ください。
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