現在の外壁塗装において、シリコン塗料が人気になってきています。
シリコン塗料をおすすめする業者も増えてきていますが、シリコン塗料の特徴やメリット・デメリットをご存知ですか？
今回の記事ではそんなシリコン塗料の特徴や性能をご紹介していきます。

1章目：シリコン塗料の特徴とは？

シリコン塗料は塗料の主成分である樹脂がシリコン樹脂でできている塗料のことです。
シリコン樹脂は無機化合物で非常に安定した性質が特徴です。 塗料にはフッ素塗料やウレタン塗料、アクリル塗料などの種類がありますが、その中でもシリコン塗料は現代の外壁塗装において最も人気の塗料で多くの業者が採用しています。
それはシリコン塗料は使用されてきた歴史が比較的長いため、その多くの製品には実績や歴史があり、塗装業者から信頼されているためです。

2章目：シリコン塗料の種類と耐久年数について

シリコン塗料は主に４つの種類に分けられます。
・水性１液型

・水性２液型

・油性１液型

・油性２液型

上記の４種類を用途によって使い分けることができます。

それではそれぞれの種類の違いをご説明します。

○水性と油性の違い
外壁塗装の塗料は塗料缶の中の塗料をそのまま使用することはできません。
塗装をする際は塗料を液体で希釈する必要があります。これは塗料は塗った後に希釈した液体が蒸発することにより、塗料を壁面にしっかり密着させるという仕組みがあるためです。

この作業時に、水で希釈するのが水性。シンナーなどの溶剤で希釈するのが油性。ということになります。

少し前までは油性の方が耐久性が高いため水性塗料はあまり使用されていませんでしたが、現在は人や環境に優しいといったニーズに合わせて、多くの塗料メーカーが水性塗料の開発に取り組んでいます。
そのため水性塗料も油性塗料に負けないほど性能が向上してきています。
小さいお子様がいたり、シンナー特有の匂いが苦手な方など、周囲への影響を考慮したい方は水性塗料を選択しても良いかもしれません。

○１液型と２液型の違い
この2つは主に
金額：１液型＜２液型
耐久性：１液型＜２液型
という違いになります。

１液型塗料は価格が安く、塗料を希釈すればすぐに使用でき扱いやすいため、施工できる業者が多いというメリットがあります。
２液型塗料は希釈をする際に、正確な割合で主剤と硬化剤を混ぜなければならず、混合後の硬化スピードが早いため、経験と技術のある職人でないと扱えません。しかし耐久性は１液型よりもよく様々な素材に対応することができます。

水性・油性、１液型・２液型、それぞれの種類のメリット・デメリットを含めて、どの塗料を使用したら良いのかは塗装業者に相談して選ぶようにしましょう。

また、シリコン塗料はシリコン含有量が多いほど耐久性が高いと言われています。
しかしシリコン含有量が極めて少ない場合でもシリコン塗料の扱いになるので、シリコン塗料を選択する際はシリコン含有量も合わせてチェックしてみてください。

3章目：シリコン塗料を使った外壁塗装のメリット

シリコン塗料についての特徴や種類をご紹介しましたが、ここではシリコン塗料で外壁塗装を行うに当たってのメリットをご紹介致します。

1. 品質が良い

シリコン塗料の１番のメリットは品質の良さです。
シリコン塗料は汚れが付着しにくい性質があるので、美観性を長期間保つことができます。さらに透湿性があるので建物内部の結露の防止をはじめ、塗膜の剥がれの防止や藻やカビの発生を抑える効果も持っています。

また、多くのシリコン塗料にはセラミック成分が配合されています。
セラミックが入った塗料は汚れが付きにくく、断熱・遮熱性が高いといった利点もあります。
そのため耐用年数が向上し、次の塗り替えまでの期間を伸ばすことができます。これによりメンテナンス費用を抑えることができます。

２.価格と耐用年数のバランスが良い

価格のみでいうとウレタン塗料で塗装したほうが費用を抑えることができます。しかし耐用年数も考えると、シリコン塗料はウレタン塗料の倍近くの耐用年数があるので、圧倒的にシリコン塗料の方がコスパが良いということです。

3.光沢保持率が良い

シリコン塗料は他の塗料と比べて長く光沢を保つことができます。
少しでも長く光沢や艶をキープしたい方にとってとてもオススメです。

4章目：シリコン塗料を使った外壁塗装のデメリット

メリットの次はデメリットをご紹介します。

1.ひび割れが発生しやすい

シリコン塗料は乾燥すると塗膜が硬くなり剥がれにくいといった性質を持ちますが、ウレタン塗料などより弾性がないためひび割れを起こしやすい傾向にあります。
地震などで外壁にひび割れが発生した場合、外壁上の塗膜まで一緒にひび割れてしまうことが多いのです。

2.重ね塗りがしづらい

シリコン塗料は撥水性が高く、他の塗料を弾いてしまうため重ね塗りをする際に密着しづらいと言われています。
しかしシリコン塗料と相性の良い下地材等を使用して、しっかり下地処理をしてから塗装すれば問題はありません。

3.技術が必要

シリコン塗料は粘度が低く顔料が沈殿してしまいやすいので、頻繁に混ぜながら使用しなければなりません。そのため、使用する職人の技術と手間が必要になります。

これまで、メリット・デメリットをご紹介しましたが、シリコン塗料には水性・油性、１液型・２液型などの種類があり、シリコン含有量によっても性質は様々ですので、耐久性や機能面については塗装業者の説明を参考に塗料選びを行いましょう。

5章目：シリコン塗料はこんな外壁塗装にオススメ

シリコン塗料をオススメするポイントをご紹介しますので、塗料選びの参考にしてみてください。

1.価格と耐久性のバランスを重視する方

メリットでもご紹介しましたが、シリコン塗料の耐久性は８〜１５年ほどとされていて、他の塗料の平均的な耐用年数より長く、美観性も魔が持ちすることが特徴です。
アクリル塗料やウレタン塗料などよりも費用は高めですが、耐久性や品質が優れているため長い目で見れば外壁塗装に最も適した塗料といえるでしょう。

2.光沢感のある外観に仕上げたい方

シリコン塗料は光沢が長持ちしやすく、色あせしにくい塗料なので美観性が長持ちします。
ツヤのあるピカピカなお家に仕上げたい方は、シリコン塗料を使用した塗装をオススメします。

3.お手入れやメンテナンス期間を減らしたい方

シリコン塗料は汚れが付着しづらく、付着しても簡単に落とすことができるのでお手入れやメンテナンスの期間を減らすことができます。メンテナンスの費用は安くないのでコスパの良いシリコン塗料を使用するのがオススメです。

6章目：シリコン塗料の費用感

もちろん株式会社タクトでもシリコン塗料を取り扱っております。
ここでは株式会社タクトの料金プランを一部ご紹介します。

1.スタンダードシリコンプラン（外壁塗装）

施工内容：足場・高圧洗浄・養生・外壁塗装・軒天塗装・破風板塗装・雨樋塗装
耐久年数：１０〜１３年（７年保証）

工事費＋保証＋税＝53.7万円！（税込）
さらに１０年のアフター点検付き！

※２０坪（100㎡）目安

2.ハイグレードシリコンプラン（外壁塗装）

施工内容：足場・高圧洗浄・養生・外壁塗装・軒天塗装・破風板塗装・雨樋塗装
耐久年数：１３〜１５年（７年保証）

工事費＋保証＋税＝58.7万円！（税込）
さらに１０年のアフター点検付き！

※２０坪（100㎡）目安

3.シリコンルーフプラン（屋根塗装）

施工内容：高圧洗浄・屋根塗装４回塗り
耐久年数：８〜１０年（５年保証）

工事費＋保証＋税＝29.7万円！（税込）
さらに１０年のアフター点検付き！

※７０㎡目安

シリコン塗料の他にも様々な種類の塗料プランがございます。
詳しくはHPをご覧いただくか株式会社タクトへお電話ください。

7章目：まとめ

今回はシリコン塗料の特徴や性質などについてご紹介しました。
シリコン塗料はウレタン塗料やアクリル塗料などよりも割高ですが、耐久性や耐用年数などを考え、長い目で見れば割安であるといえます。
そのため、安い塗料で塗装を何度も繰り返すよりも耐用年数が高い塗料を使用して塗装すれば、塗装のメンテナンスの頻度を抑えることができ、経済的ということです。
ただ安いからといって業者を決めてしまうよりも、どんな塗料を使用してどんな職人がどんな施工方法で塗装しているのか、必ずしっかり説明をしてもらい納得のいく業者を探すようにしましょう。

株式会社タクトではシリコン塗料をはじめとする様々な種類の塗料を取り扱っています。塗料や下地材に関してもお客様のお家に合ったものをご提案させていただいています。
建物診断・お見積もりは無料で行っていますので、お気軽にご連絡ください。

塗装やお家のことならタクトにお任せください。

皆様からのご連絡お待ちしております。