外壁に使われるウレタン塗装について徹底解説!メリット・デメリットとは?
2022.01.11
目次
1章目:外壁塗装にウレタン塗装は適してるのか?
ウレタン塗料とは塗料の樹脂がウレタンで出来ている塗料のことを言います。
塗料の耐久性や性能は、塗料の中に含まれる樹脂によって決まります。それほど塗料の中に含まれる樹脂は大切なのです。
外壁塗装にウレタン塗装を行うのかは、ウレタン塗料のメリット・デメリットをしっかり理解した上で、塗装範囲や予算、必要な機能性などを考慮して決めてみましょう。
2章目:ウレタン塗料と他の塗料の特徴・費用比較
外壁塗装の際の塗料にはウレタン塗料の他にも、シリコン塗料やアクリル塗料などがあります。
ここではそれぞれの塗料の特徴と費用についてご紹介します。
・アクリル塗料
アクリル塗料はアクリル樹脂が主成分です。
アクリル樹脂そのものは透明で加工がしやすいのが特徴です。ボールペンや電子部品などさまざまな用途で使用されます。
メリットとしては発色が良く種類が豊富で扱いやすい点と何より費用が安いと言うことです。デメリットは紫外線や湿気に弱くヒビが入りやすく、メンテナンス頻度が高いといったところです。
・ウレタン塗料
ウレタン樹脂を主成分とする塗料です。
アクリル塗料と同じく種類が豊富で扱いやすいのが特徴です。
メリット・デメリットについては次の章でご説明します。
・シリコン塗料
シリコン塗料は塗料の樹脂の成分がシリコンで、希釈して使うことが出来ます。
シリコン塗料は耐水性や耐久性に優れているのが特徴なので外壁や屋根の塗装の際に多く使用されています。
しかしこまめにかき混ぜる必要があったり、適した下塗り材を使用する必要があったりなど、使用するのに知識や技術を要します。ですのでシリコン塗料を使用した塗装を行う際は、DIYではなく経験と知識のある業者へ依頼することをおすすめします。
費用と耐用年数で並べてみると、アクリル<ウレタン<シリコンの順番になります。
3章目:ウレタン系塗料を使った塗装のメリット
最近はシリコン系塗料が人気になりつつありますが、ウレタン系塗料にもメリットはあります。
ここではウレタン系塗料のメリットをご紹介します。
1.樹脂が柔らかく密着度が高い
樹脂の柔らかさがウレタン系塗料の1番のメリットになります。
樹脂が柔らかいので塗膜も柔らかくなり、密着がよく、時間と共に変形してしまう木材などにも使用でき、ひび割れの発生を抑えることが出来ます。
さらに光沢もあり、高級感のある仕上がりになるので家具やフローリングの仕上げ等に使用されます。
2.汎用性が高く扱い安い
ウレタン塗料は乾くのが早いため作業効率が高く、硬化剤の量で仕上がりの硬さを変えることができます。
そのため家具、フローリングの仕上げや細かな箇所の補修など、さまざまな場所に使用することができます。
3.色の種類が豊富
ウレタン塗料は昔から人気があり、国内外のメーカーから多くのウレタン系塗料が販売されているので、色や種類が豊富です。色だけでなく、性能もさまざまでたくさんの種類があります。
4章目:ウレタン系塗料を使った塗装のデメリット
どんな種類の塗料にもデメリットがあり、完璧な塗料は無いものです。
ウレタン塗料にももちろんデメリットはあります。求めている仕上がりにあっていなければ、無駄な工事になってしまうのでデメリットもしっかり確認しましょう。
1.シリコン系塗料に比べて耐久性が劣る
多くの塗料がある中でウレタン系塗料は耐久年数が短くなってしまいます。屋根や外壁をウレタン塗装した場合は5〜10年程で塗り替えが必要になります。
2.紫外線に弱い
ウレタン系塗料は他の塗料に比べて紫外線による変色がおきやすと言われています。
紫外線の量やその他の天候等で変色具合は異なってきますが、黄色く変色しやすい傾向にあります。
3.水に弱い
ウレタン系塗料には油性と水性、1液型と2液型の種類があります。
2液型のウレタン塗料に使用する硬化剤は水と反応しやすい傾向にあります。そのため雨天時や湿気の高い時に塗装すると硬化剤が水分と反応して塗膜の性能が落ちてしまいます。
しかし基本的にどんな塗料も雨天時の塗装作業は避けた方が良いとされているので、これはウレタン系塗料だけのデメリットではありません。塗装する上で気温や湿度には十分注意が必要です。
5章目:ウレタン系塗料を使った塗装はこんな方にお勧め
ウレタン系塗料のいいところはやはり費用の安さです。重ね塗りができるため廃材も少なく費用が安く済みます。
予算にこだわりたい方はウレタン塗装も視野に入れて考えてみるのも良いでしょう。
ウレタン塗料の中にもさまざまな性能を持ったものがあるので、塗装箇所や目的、塗装方法によってたくさんの選択肢から選ぶこともできます。
ベランダや屋上等の防水工事に使用されることもあります。
6章目:まとめ
いかがでしょうか。
今回はウレタン系塗料の特徴、メリット・デメリットをご紹介させていただきましたが、メリット・デメリットをしっかり把握することで塗装箇所や目的にあった塗料を選ぶことが出来ます。
業者へ塗装の依頼をする際はどんな塗料を使用するのか業者任せにならないように、塗料の特徴などを理解して一緒に選ぶようにしましょう。
株式会社タクトではウレタン系塗料をはじめ、シリコン系塗料、フッ素系塗料や水性塗料などさまざまな塗料を扱っており、しっかりとした実績もございます。
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