古い浴槽を塗装する場合のポイントを解説
2022.06.03
浴槽のヒビや傷、汚れなどの劣化が気になる際に、浴槽のリフォームや交換を考える方が多いと思いますが、浴槽塗装という方法があるのをご存知ですか?
浴槽塗装はリフォームや交換工事と比べて安価で工期も短く済むなどのメリットがあります。
今回の記事ではそんな浴槽塗装についてのポイントをご紹介します。
目次
1章目:浴槽塗装にかかる費用の相場は?
浴槽塗装は浴槽の素材や大きさ、劣化状態によって異なりますが、7〜10万円が相場です。
また、使用する塗料の種類や、傷やひびなどの補修、下地の処理などが必要な場合は別途費用が発生することもあります。
浴槽塗装は浴槽を丸ごと交換するのと比べるとかなりお手頃に浴槽を綺麗にすることが出来ます。
2章目:浴槽塗装のメリットは?
ここでは浴槽塗装をするメリットについてご紹介します。
1.費用を安く抑えられる
浴槽塗装は一般的なリフォーム工事と比べるとコストを約半分〜5分の1に抑えることができます。
理由としては材料費の違いがあります。
一般的なリフォームの場合、新しい浴槽代や壁材代、タイル材ばどのコストが必要になりますが、浴槽塗装であれば材料費は塗料のみで済みます。またリフォーム工事は複数人で行うことが多いですが、浴槽塗装は一人でも施工することができます。
そのため、手間代や人件費を抑えることができるのです。
2.工期が短い
浴槽塗装にかかる日数は1〜3日と言われていますが、浴槽交換で1日〜1週間、ユニットバス交換で4日〜1週間ほどかかってしまいます。
お風呂は毎日使う物なので1日でも早く工事が終わった方がいいですよね。
3.廃材が少ない
浴槽塗装では今までの浴槽に塗装するので、浴槽を廃棄する必要はありません。
廃棄するためにも費用が発生しますし、ゴミも出ないので地球にも優しいといったメリットがあります。
4.形状やサイズが特殊でも施工できる
浴槽塗装は浴室のサイズや浴槽の形状が特殊でも施工しやすいといったメリットがあります。
例えば浴槽が埋め込み式の場合は周囲を解体しないと浴槽交換ができないため大掛かりな工事になってしまい、解体・補習費用もかかってしまいます。さらに浴槽が特殊サイズのためピッタリの浴槽が無く、改修工事に時間がかかってしまうなどの問題もあります。
予算や改修工事のタイミング等で今すぐ工事をするのが難しい場合は、とりあえず一時的な補修で浴槽塗装を行うことも出来ます。
3章目:浴槽修理・塗装のデメリットは?
いいことづくしの浴槽塗装ですが、デメリットもあります。
1.浴槽の機能は向上しない
浴槽塗装は浴槽を交換しないで、既存の浴槽を綺麗にして耐久性をあげる塗装です。
保温や追い焚きなどの浴槽自体の性能をあげることは出来ないので注意が必要です。
2.施工業者が少ない
浴槽塗装は耐久性を高めるために塗膜を厚めに施工する必要があります。
例えば吹き付けで塗装する場合、塗料が垂れてしまったり、塗膜が剥離してしまうこともあります。しっかりとした塗装技術がないと、浴槽塗装は難しいのです。
3.洗剤によって変色することがある
カビハイターなどの塩素系の洗剤を長期間付着したままにしてしまうと、塗膜が変色してしまうことがあります。しかし変色しても耐久性が落ちるということはなく、長期間といっても1週間も長く放置した場合ですので、通常のお掃除程度であれば問題なく使用する事ができます。
4章目:浴槽塗装を依頼するときの注意点とは?
業者に浴槽塗装を依頼する前に自分の家のお風呂が塗装できるかどうかを確認しましょう。
1.ホーロー浴槽は追い焚きができなくなることもある
ホーロー浴槽は一般的な浴槽素材の一つですが、塗装によって追い焚きができなくなることもあります。
ホーロー製の浴槽塗装を行う際は専門業者にしっかりと相談しながら進めましょう。
2.ステンレス浴槽は塗装できないこともある
一般的な浴槽の素材(FRP)とは違いステンレス製の浴槽の場合は注意が必要です。
ステンレス浴槽はサビにくく耐久性も優れているため、人気の浴槽の一つですが塗装しにくいと言ったデメリットがあります。
ステンレスは下処理をしっかりしてから塗装をしたとしても塗料が付着しにくいため、施工を受け付けていない業者も多くあります。また、塗装後に十分な効果が得られないこともあり、施工はするが保証は出せないといった業者もいます。
ステンレス浴槽の場合は交換工事などの他の方法も考えるのもいいかもしれません。
5章目:浴槽交換・ユニットバスのリフォームをしたほうがいい場合も
浴槽塗装は費用も安く工期も短く済みますが、劣化状況によっては浴槽塗装工事では対応できない場合もあります。基本的に劣化が激しい浴槽の場合は塗装のみで修復するのは難しいのです。
浴槽の裏側からサビが出て、穴が開いてしまったり大きな傷が発生してしまっている場合は塗装では補修しきれないので、浴槽の交換工事も検討してみましょう。
浴室のメンテナンスやリフォームのタイミングは10〜15年と言われているので、メンテナンスのタイミングが来たらどんなメンテナンス方法が良いのか、まずは業者に見てもらいアドバイスをもらうようにしましょう。
6章目:浴槽塗装のDIYについて
浴槽塗装はDIYも可能ですが、浴槽の塗装は難易度の高い施工部類に入るので、塗装経験の無い全くの初心者の方には難易度が高いです。ホーロー製の浴室であればパテ処理などのしっかりとした下処理がや下塗りが必要になります。
さらに丁寧にDIYしたとしても短期間で塗膜が剥がれてしまったり、サビが発生してしまったり等のリスクはあります。こういったリスクを理解した上で、DIYをするようにしましょう。
1.DIYのメリットとデメリット
浴槽塗装DIYのメリットとしては、なんと言っても費用を抑えて改修できることです。
塗料や材料などをホームセンターで揃えれば良いので安価で改修を行う事ができます。さらに自分で施工する日を決めることもできるので生活のペースを乱さずに済みます。
デメリットとしてはプロの職人が施工したように仕上げるのは難しいといったことです。
どうしてもハケ目やデコボコが残ったり、ムラになったりしてしまいます。それもDIYの味が出て逆に良いところかもしれませんが、仕上がりが気になってしまう方はやはり業者に頼んだ方が良いでしょう。
2.DIYをする際の注意点
DIYを行う際に注意しなければならないのが、丁寧に作業し手を抜かない。ということです。お風呂は毎日使うものなので面倒だからといって手を抜くと耐久性に違いが出ます。せっかくDIYをするのであれば下地処理から仕上げまでの一つ一つの工程を手を抜かずに丁寧に行うようにしましょう。
7章目:まとめ
いかがでしょうか。
今回の記事では浴槽塗装についてのポイントをご紹介しました。
浴槽メンテナンスはどのようなメンテナンスが必要なのか、しっかりと知識を持った専門業者に診断をしてもらうようにしましょう。浴槽塗装を依頼する際はその業者にしっかり浴槽塗装実績があるか確認しましょう。もしも不備のある塗装工事を行えば短期間で塗膜は剥がれてしまいます。
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